TikTok台本の作り方|伸びる構成テンプレを解説
「とりあえず撮ってみたけど、何を話せばいいか分からない」「撮影はできるのに、動画が間延びして伸びない」。TikTokを始めた企業の担当者の方からよくいただく悩みです。
先に結論をお伝えすると、ショート動画の出来は撮影や編集よりも、撮る前の台本でほぼ決まります。逆に言えば、台本の型さえ覚えてしまえば、撮影はスマホ1台で十分です。この記事では、伸びる動画に共通する基本構成と、台本を作る5つの手順、やりがちな失敗例を順に解説します。
TikTokは台本が9割
TikTokのアルゴリズムは、最初の数秒で離脱されないか、最後まで見られるかを重視します。つまり、伸びるかどうかは「何を、どんな順番で、何秒で話すか」という設計の問題であり、それを決めるのが台本です。映像の美しさや編集の凝りようではありません。
台本といっても、一字一句のセリフを書き込む必要はありません。「冒頭で何を言うか」「どんな順で展開するか」「最後をどう締めるか」の3点が箇条書きで決まっていれば、それで台本として機能します。
伸びる台本の基本構成:フック→本編→オチ
| パート | 尺の目安 | 役割 |
|---|---|---|
| フック(つかみ) | 最初の1〜2秒 | スワイプを止め、見続ける理由を作る |
| 本編 | 10〜40秒程度 | フックで立てた問いにテンポよく答える |
| オチ・締め | 最後の数秒 | 結論の再確認や一言、次の行動の提示 |
重要なのは配分です。初心者の台本は本編が長くなりがちですが、伸びる動画はフックに最も知恵を使っています。フックで負けた動画は、本編がどれだけ良くても見られません。台本を書く時間の半分はフックに使うつもりでちょうどよいバランスです。
冒頭2秒で使えるフックの型
- 意外性型:「実は○○、間違えてる人が8割です」
- 結論先出し型:「○○を安くする方法、結論はこの1つです」
- 共感型:「○○で損してませんか?」
- 対象限定型:「飲食店の方だけ見てください」
- ビジュアル型:一番の見せ場(変化の瞬間、完成形)を最初に見せる
ポイント
挨拶と自己紹介から始めないこと。「こんにちは、○○です」の2秒で視聴者は離脱します。名乗りは動画の中盤以降かプロフィールに任せて大丈夫です。
台本作成の5ステップ
- 視聴者の悩み・疑問を1つ決める:1動画1テーマ。欲張って詰め込まない
- 結論を1行で書く:この動画で伝えたいことを1文にする。書けないならテーマが広すぎます
- フックを先に作る:上の型から選んで、冒頭の1文を磨く
- 本編を箇条書き3〜5個にまとめる:1項目数秒のテンポで。話し言葉で短く
- 声に出して時間を測る:想定尺を超えたら削る。迷ったら削る、が鉄則です
この5ステップをテンプレート化してしまえば、1本あたりの台本作成は15〜30分程度まで短縮できます。伸びた動画が出たら、その構成をそのまま次のテーマに使い回すのが量産のコツです。
やりがちな失敗例3つ
- 前置きが長い:挨拶、自己紹介、背景説明で最初の5秒を使ってしまう。結論から始める
- 1本に詰め込みすぎる:情報が多いと印象に残らず、途中離脱も増える。割愛した内容は次の動画のネタにする
- 書き言葉のセリフ:「〜でございます」調の硬い台本は棒読みになります。普段の話し言葉で書く
注意
他社のヒット動画の構成を参考にするのは定石ですが、セリフや映像をそのままなぞるのは著作権・規約面のリスクがあります。型を学んで、中身は自社のネタで作りましょう。
まとめ
TikTok台本の作り方は、フック→本編→オチの基本構成を押さえ、テーマを1つに絞り、冒頭2秒のフックに最も時間をかけることに尽きます。台本の型ができれば、撮影・編集のハードルは一気に下がり、投稿の量産も可能になります。まずは1本、今回の5ステップで台本を書いてみてください。